【Point 1.】目指したいイメージと、段階的な小さな目標を設定して成功体験を積み重ねよう!
【Point 2.】アプリやSNSを使ったり近所の友人を誘ったりして運動仲間を作ってみよう!
【Point 3.】モチベーションを維持しつつ散歩や運動を継続し、心身ともに健康になろう!
「最近、ウォーキングに行ってないな。。。」
運動が健康に良いと分かっていながらも、なかなか運動の時間を確保できなかったり意欲を保てずに挫折してしまったりする人は多いのではないでしょうか。
せっかく散歩などの運動を始めてみたものの、なかなか続けることができずどうすれば良いのかお悩みのあなたへ。
今回は、運動を続けていくために今からできるポイントを5つご紹介いたします!
運動不足はある種の国民性かも?
そもそも、運動を「継続」することはなぜ難しいのでしょうか?
運動による効果があまりイメージできていなかったり、散歩などの運動が苦に感じたりと、原因は様々でしょう。
しかしながら、このような運動に対するモチベーションは「ある種の国民性」とも呼べるような結果が、世界各国で行われた大規模な調査から示されたのです。
詳しくは「日本は世界の中でも活動量が少ない国!?」の記事でご紹介しておりますが、のべ1,900万人にもなる対象者を調査した結果、日本人においては3人に1人が運動不足であるという結果が得られました。
これは全体の平均(4人に1人)と比較して高い割合であるとともに、他の先進国と比較しても高い割合となっています。
また、我が国の国民健康・栄養調査によると、日本人の一日の平均歩数(男性:7,080歩、女性:6,102歩)が国の推奨する歩数(男性:9,200歩、女性:8,300歩)に及んでいないことが明らかとなりました(参考文献・参考資料1)。
これらの結果から、日本人は運動不足である傾向が読み取れるのではないかと思います。
つまり、今ここで運動を継続することができれば、今の日本で起きているような「運動不足」の風潮に打ち勝つことができると言えるでしょう。
では、散歩などの運動を継続していくためにはどのようなコツがあるのでしょうか?
運動不足を解消していくには散歩などの運動量をどのように増やしていけば良いのでしょうか?
これより、運動を続けていくために意識できると良いポイントを5つに絞ってお伝えしていきます。
運動を継続するうえでの5つのポイント
小さなことから行う
運動を習慣化するうえで重要なのは「成功体験」だと言われています(参考文献・参考資料2)。
どうしても、現状から遠い目標ばかりを目指していると、自然とやる気も無くなってしまいます。
そこで、まずは小さなことから行うことを心がけてみましょう。
例えば「1か月間、5,000歩から毎日100歩ずつ歩く量を増やしていくチャレンジ!」といったように、少し頑張れば達成できそうな課題を設定してみてはいかがでしょうか?
このチャレンジを1ヶ月続けることができれば約8,000歩となり、先ほどご提示した国が推奨する女性の1日歩数に限りなく近づくことができます。
このように小さな目標の設定と達成をコツコツ繰り返していくことで、気づいたときには大きな目標にも手が届くようになるでしょう。
具体的な目標を設定する
何かすることに対して「目的」をもつことはモチベーションの維持に必要です。
運動においてもこれは同じで、運動を始めるきっかけとなった目的や目標など、何を目指して運動に取り組んでいるのかを明確にすると運動にも取り組みやすくなります。
例えば、「子供がいるのに綺麗」、「娘から自慢の母親と言われる」など若々しくみられることをモチベーションに運動に取り組まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなイメージに基づいた目標も、モチベーションの維持に効果的です。
また、このようなイメージに近い目標を鏡の近くなどの目につくところに掲げ、定期的にチェックするようにするのも良いでしょう。
ただし、先ほどお伝えしたように現状から離れすぎた目標を立てるのはあまりお勧めできません。
長い目でみて達成したい目標(何を目指しているか)と、それに向けた小さな目標(具体的な数字)を用いて目標を立てることをお勧めいたします(参考文献・参考資料3)。
一緒に運動してくれる仲間を見つける
友人や家族などを積極的に巻き込むようにしましょう。
1人で何かを継続的に取り組もうとするのは難しいことです。
そこで、友人や家族など一緒に運動をする仲間を見つけることで、運動習慣に強制力を持たせることができます。
私の場合、トレーニングアプリの友達機能の活用やインターネット上に挙がっている面白いトレーニング動画(流行している音楽に合わせたストレッチ等)を友人とSNSを通してシェアすることを行っています。
また、一人で散歩する際に毎日同じルートを歩いてみて良く見かける人には挨拶してみるなどはいかがでしょうか?
次第に散歩を通して、新たな人間関係も生まれてくるかもしれません。
「運動ではない」と思っても、とにかく体を動かしてみる
運動をする時、どんな運動をどれくらいどんな頻度でやれば良いのか方法論ばかり気にしてしまい、結局のところ続かずに三日坊主になってしまうことは良くあります。
この場合、「とりあえずなんでも良いから動いてみる!」といった思考がハマることがあります。
実際に散歩などの軽い運動だったとしても、きちんと継続できていれば心筋梗塞などの病気のリスクを下げるといわれています(参考文献・参考資料4)。
ありきたりではありますが、「騙されたと思ってひとまずやってみる」というのも、運動を続けていくための作戦の1つなんです。
たくさん歩けば良いという訳ではない
運動の頑張りすぎには要注意です。
気持ちばかりが先行してしまい、過剰な運動負荷に設定してしまうと関節痛を引き起こす原因となってしまいます。
痛みによってこれまで積み上げてきた習慣を崩してしまうだけでなく、長期化するとうつなど精神的な影響も及ぼしかねません(参考文献・参考資料5)。
雨の日は無理せず屋内でできる活動を
今まで、運動を継続するにあたってのポイントをお伝えいたしました。
しかし、梅雨入りの近い時期は天候や湿度など、運動を継続するのに妨げとなる要因も多く、その対策も必要になってきます。
ましてや、コロナウイルスの感染拡大に伴う外出制限も相まって、運動を習慣化させるのが難しい状況でもあります。
しかし、このような状況でも日々運動の時間を確保することは重要と言われています(参考文献・参考資料6)。
では、梅雨を迎えるにあたり、人との接触を避けつつ運動を継続するにはどのようにすればよいのでしょうか?
いくつか方法はありますが、ここでは「運動の代替(置き換え)」をお勧めいたします。
最近ではインターネット上の動画やスマートフォンのアプリケーションにおいても楽しく運動が行える情報が豊富にそろっています。
こうしたコンテンツの活用により、屋内で行えるような運動に置き換えることで、雨の日でも人との距離を保ちながら運動を継続することができます。
また、空調を用いて換気や部屋の温度を調節することで、外で運動するよりも快適な温度や湿度で感染対策も行いつつ、身体を動かすことができるでしょう。
しかし、この時注意していただきたい事として、インターネット上の動画やスマートフォンのアプリケーションなどは「痩せる!」や「効果絶大!」といったような、目を引くための印象に残りやすい用語(誘因性の高い用語)がよく用いられます。
実際に活用する前に少し立ち止まって、「本当に効果あるの??」と疑問を持つように心がけると、正しく情報を見極める手助けになるかもしれません。
継続は力なり
今回は運動を継続するためのポイントについてご紹介いたしました。
先ほどお伝えした通り、運動を始めたころのモチベーションはなかなか維持しにくいものです。
しかしながら、散歩などの運動は小さなことからコツコツと続けるだけでもメリットがあります。
「こうなりたい!」といったようなイメージによる抽象的な目標と、「今日はこれだけ歩く!」といったような具体的な数字による目標を上手く使い分け、ご自身の目指す理想を手に入れましょう!!