「生活習慣病」とはご存じのとおり、食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスといった生活習慣が発症の原因となる病気や疾患の総称です。
LIFit.では、従来から知られている生活習慣病に加えて、高齢期で特にみられる「サルコペニア」や「フレイル」を踏まえたものを生活習慣病として考えております。
日本の三大死因として知られているがん・脳血管疾患・心疾患はいずれも生活習慣が発症の原因のひとつとなっています。
さらに、脳血管疾患や心疾患の危険因子となる肥満や動脈硬化、高血圧症、糖尿病、脂質異常症なども生活習慣の乱れが原因で生じます。
しかしながら、日々の生活習慣が原因で生じる病気は他にもたくさんあります。
生活習慣が原因で生じる病気
姿勢の悪い状態でずっとデスクワークなどの座りっぱなしの生活を続けていたら、肩こりや腰痛などの慢性疼痛に悩まされることもあるでしょう。
アンバランスな靴を使い続ければ、関節症や外反母趾などになるかもしれません
ストレスフルな生活を続けていれば、気持ちが落ち込んでしまい、うつ病などになりかねません。
これをみると、生活習慣が原因で生じる病気や疾病は非常に多岐にわたることがわかるかと思います。
この生活習慣病に対し、従来は主に壮年期の方を対象とした対策が検討されてきました。
特定保健指導などがその代表的な例です。
生活習慣病への対策について
一方で、近年では食事や運動といった生活習慣は年齢や健康状態によって優先すべき対策が異なることがわかってきました。
すなわち、サルコペニアやフレイルといった高齢期に生じる身体や体調の変化です。
サルコペニアやフレイルは加齢だけでなく、食事量の低下や運動不足が原因となって生じます。
また、外出の頻度が減ったり、日常生活で他人と関わる機会が少なくなるのもフレイルの原因になります。
しかしながら、サルコペニアやフレイルを予防するための対策は、従来から取り組まれていたメタボリックシンドロームなどの生活習慣病対策とは少し異なります。
つまり、歳を重ねていくにつれて壮年期における生活習慣病対策から、フレイルに着目した対策に徐々に転換する必要があるのです。
実際に、フレイルに重点をおいた対策が令和2年から始まりました。
詳しくは、「フレイル健診」が令和2年度からスタート!!-高齢者の特性とは??-をご参照ください。
当サイト(LIFit.)では、生活習慣に起因するこれら全てを「生活習慣病」と捉え、特に高齢期に生じる生活習慣病に関する情報を皆様にお伝えしております。
壮年期を中心とした従来の「生活習慣病」から、高齢化社会に合わせた新しい「生活習慣病」まで、多岐にわたる情報を集約し、最新の正しい知識をご提供いたします。
What | 何がいけないのか? 何をすればいいのか? |
Why | なぜダメなのか? なぜこれをすべきなのか? |
How | どんな解決方法があるのか? どのように対策すれば良いのか? |
ぜひ、皆様の日々の生活のお役に立てていただければと思います。