フレイルを改善させるとどんなメリットがあるの?

フレイル
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理学療法士

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【Point 1.】フレイルが改善することでどのようなメリットがあるのだろうか?

【Point 2.】フレイルが改善することで、将来の転倒リスクが低くなることが分かった!

【Point 3.】フレイルを改善させるメリットを知ったうえで、定期的な運動を心がけよう!

フレイルを改善させることで、どんなメリットがあるのだろうか?

Davies K らによって Age and Ageing から2023年の2月に報告された内容によると、数年間でフレイルが改善し、その後もフレイルの改善が持続した人は将来の転倒のリスクが低いことが示されました(リスク比:0.41、95%信頼区間:0.36-0.45)。

この研究はイギリスの縦断加齢研究(English Longitudinal Study of Ageing)に2002年から2017年まで継続して参加した2564名の方を対象に検証されました(参考文献・参考資料①)。

2002年にフレイルを認めたものの、2004年にはフレイルが改善していた方を「フレイル改善」と定義し、その後2006年までフレイルの改善が維持されていた方を「フレイル改善の維持」と定義しております。

将来の転倒発生は、フレイル改善の維持を確認してから10年間追跡調査することで調査されました。

フレイルを改善させることのメリットは今まで十分に検証されている報告が限られていましたが、今回は転倒リスクの軽減につながることが十分に示されました。

では、フレイルを改善させるためにはどのような運動を行えば良いのでしょうか?

当サイトでは、高齢者の健康維持のため運動方法について、すぐに実施できる例を具体的に紹介しております。

もちろん、外に出て散歩をするのも効果的ではありますが、梅雨の季節では外に出るのも難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、自宅でもフレイルの予防や改善を目指す運動を行うことはできます。

こちらの記事では、自宅で行える運動は具体的にどのようなものがあるのかご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。


ー紹介文献情報ー

【雑誌名】Age Ageing. 2023 Feb 1;52(2):afad003.

【筆頭著者】Davies K

【タイトル】A prospective analysis examining frailty remission and the association with future falls risk in older adults in England

【PMID:36821643


参考文献・参考資料

  1. The English Longitudinal Study of Ageing (ELSA). 2023年06月15日閲覧